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雨飾山1963m

 
何となく行きそびれてた雨飾山は、日本百名山に選ばれてて、信州百名山でもある。毎日大勢の登山者が押し寄せ、大いに賑わってるらしいが、今日は空いてるようだ。

だんだんと夜が明け大急ぎで準備してると雨が降ってきた。突然「今日は登るんですか?」と声を掛けられた。この程度の雨なら問題ないと返答したが、事前に調べた天気予報では曇りだった。この調子なら午前中の早い時間に山頂に到着できると予想していたが、既に何人ぐらい出発しているのだろうか?

5月に訪れた時は雪で平らな場所だったけど、夏になると何も見えないと実感する。木道を歩きながらベンチがある場所に到着した。標識には2/11で800mとなっている。単純に計算すると山頂へは4400m−800mで3600mとなるが、急登が続けば大変な距離である。

広々してて歩きやすい登山道は、1度雨が降ればドロドロになって厄介だ。ブナの根っこが登山道を守るのように張り巡らされてる。

荒菅沢には大量の残雪が残っていた。標高と今の時期から考えると冬の間に大量に積もったことが伺える。この付近から布団菱や山頂が見えるらしいが、今日はガスってて何も見えない。冷たい雪解け水を飲んで、再び目の前の急登に取り付いた。

まだまだ先は長いけど、やっと晴れてきて嬉しい。このまま晴れるかと思いきや、再び真っ白い世界になってしまった。何となく休憩を取らずに登ってきたので少々バテ気味である。ペースを落としてゆっくり笹平を目指した。

山頂でテントを張ってた男性が下山してきた。昨日から雨が降ってて真っ白で何も見えなかったと言っている。一緒に歩いてる犬はテントの中で生活してたのかな?顔が泥だらけになっていたので、ご主人様と似てたような感じがする。


案の定、山頂に登山者はいなかった。ゆっくりパンを食べてブラブラしていたが、だんだんと雲が多くなって何も見えなくなってしまった。さっきまで白馬岳が見えたけど、あっち方面は天気が良さそうな感じである。


登山口(5:23)〜荒菅沢(6:29)〜笹平分岐(7:33)〜山頂(7:53−8:42)〜荒菅沢(9:34)〜登山口(10:42)

2003年9月7日



「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
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