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餓鬼岳2647m 唐沢岳2632m
お盆休みの前半は、テントを背負って唐沢岳に行くことにした。

登山口となる白沢の駐車場には、車が3台ほど停まっていたが、お盆にしては少ない。7月下旬の豪雨の影響で、登山道が流失してないか心配だったけど、それほど問題ないようだ。

今日は夕方までにテント場へ到着できれば良いので、のんびり駐車場を出発したが、無風状態の登山道は、体温が上昇しすぎて汗も止まらない。
意外とアップダウンが多くて、ヘロヘロになりながら最終水場にやってきた。完全にバテてしまった。何処まで行けるか分からないけど、大凪山まで登れたら餓鬼岳小屋を目指すことにしよう。



餓鬼岳小屋でテントの受付を済ませ、狭いテント場で景色を眺めがなら昼寝をする。トンボもいっぱい飛んでて、そろそろ秋の気配を感じるが、テントの中は蒸し暑くてイライラする。入口を開けておけば蟻が侵入してくるので、あまり良い気分ではない。


 


夕陽を見に餓鬼岳の山頂へ遊びに行ってみる。
彩雲が発生して、とっても綺麗な景色を見れたが、思っていたほど空が焼けなくて残念。明日は暗いうちから行動しなければならないので、とっとと戻って早めに就寝する。

午前2時45分頃に起き出してゴソゴソやってると、隣のテントも唐沢岳に行くらしく、話し声が聞こえてきた。
今日は唐沢岳をピストンして、白沢まで下山しなければならないので、ヘッドライトを点灯させて早めに出発したが、途中で電池が切れてしまい、携帯電話のライトを点灯させて交換する。月明かりがあるので、それなりに大丈夫だと思っていたが、樹林帯の登山道は暗すぎて明かりが無いと何も見えない。

餓鬼岳のコブで夜明けを待ち、30分ほど遊んでから唐沢岳に向かう。バリエーションっぽい登山道は、帰りの登り返しを考えると憂鬱である。


山頂らしき場所が見えてきたが、まだまだ時間が掛かりそうである。餓鬼岳から見る限り、それほど遠くに感じなかったけど、往復で5時間ほど歩かなければならないので、気軽にやってきたら痛い目に合いそうだ。

山頂まで、もうちょっとの場所で急降下。グルっと回り込んで、砂が堆積した嫌らしい場所を登りきると山頂の標識が見えてきた。
山頂では、隔てるものが何も無くて、裏銀座、立山、槍などが見えて、とっても良い気分である。

テント場に戻り、急いで撤収して下山するも、餓鬼岳小屋で水を確保しなかったので残量が200mlしかない。またまた暑さと疲労でバテてしまった。
最終水場まで頑張れば好きなだけ水を飲めるが、膝もガクガクでなかなか前に進めない。久しぶりに疲れた1日だった。


第1日目
白沢三股(8:46)〜最終水場(10:23)〜大凪山(12:18)〜餓鬼小屋(14:41)

第2日目
テント場(3:42)〜展望台(4:15)〜餓鬼岳のコブ(4:40)〜唐沢岳(6:23)〜餓鬼岳小屋(9:15)〜大凪山(10:40)〜最終水場(11:39)〜白沢三股(13:08)

2006年8月10〜11日



「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。