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北穂高岳3106m 奥穂高岳3190m 前穂高岳3090m
マッケンに置いてきぼりをくらい、急いで上高地にやってきた。少しぐらい待っててくれればいいのに、高いタクシー料金を支払ったのでブチギレである。

今日はテントを背負って北穂まで登るので、なるべく体力を消耗しないようにマイペースで歩き続ける。一人だと横尾山荘まで2時間ちょっとだ。
横尾山荘で菓子パンを購入して、のんびり休憩。台風が通過した後なので、訪れる人も少ない。

再びマイペースで歩き続け、前回休憩した場所で横尾本谷を眺める。オレンジ色のザックカバーがチョロチョロ動いていたけど、マッケンではないようだ。
天狗原から南岳に登り、北穂に来るような事を言ってたが、山の会の若尾氏も北穂に向っている最中なので、いずれどこかで会うだろう。

涸沢小屋手前で山の会の若尾氏と遭遇。テラスでのんびり休憩するが、15分ほど休んだら出発してしまった。
今日は横尾山荘で買ったパンしか食べてないのでバテ気味である。若尾氏も行ってしまった事だし、ソフトクリームを食べて優越感に浸る。涸沢ヒュッテのアイスクリームとは、えらい違いだ。


小屋から10分ほどの場所で猿と遭遇した。子連れの団体だが、人間との距離を保ち、下界でイタズラしている猿とは大違い。何を食べてるのか知らないけど、猿にとっても良い季節だ。

予定では、東稜を登って北穂へ行くつもりが、背負ってる荷物が重すぎて登る気になれない。また今度行く事にして、素直に南稜を登る。


北穂の頂上は2度目だが、またまた真っ白でキレットや滝谷が見えない。仕方ないので、北穂小屋のテラスでビールを飲みつつ、テントの受付を済ませ、そのまままったり。

雨男が近づいてるようで、だんだんと天気も怪しげになってくる。すると、ひょっこりマッケンが現れた。これから上高地に下山するらしいが、せっかくやってきたのに勿体無い。缶ビールを飲むように勧めてみたが、酒好きのマッケンが、ビールを断って涸沢へ下山した。


貸切のテント場で1時間ほど昼寝したらガスも消えていた。テントも増えて賑やかになる。

南峰に登り、夕陽を待つことにする。


翌朝、3時45分に隣のテントが起きだしたので、目が覚めたついでにゴソゴソと準備を始める。トマトスープを飲んでアルファー米を仕込み、急いでテントを撤収するが、夜が明ける時間も遅くなった。

全速力で南峰に登り、あっちこっちと移動しながら空が赤くなるのを待つ。雲海が綺麗で、完全に日が昇るまで遊ばせてもらう。


穂高山荘で菓子パンとコーラを買って朝飯とする。涸沢が見える場所に陣取り、特性のアルファー米を試食しながら人間観察してると、グリーンパトロールが何処かへ出かけるようだ。アレもなかなか大変そうで、学生の時しかできない体験だろう。

奥穂の山頂に到着すると乗鞍方面の空が真っ青になって気持ちが良い。先週見えなかった六百山や霞沢岳も見えて、最後の夏山を楽しむ。


吊尾根で40人の団体を追い越し、紀美子平に到着。こちらも大盛況だ。何気にザックを置いたら、岩崎元朗氏のサイン入りのザックが置いてあり、ザックをデポして前穂に登っているようだ。

前穂や紀美子平で穂高山荘のTシャツを着ている人達が目立つ。ほとんど中高年だけど、今どきの流行なのか?
先ほどの団体がやってくる前に前穂の頂上へ移動。景色的に奥穂より前穂のほうが好きだ。

岳沢ヒュッテで、またまた菓子パンを買って昼飯とする。腹が減ってると、何でも美味しく感じるのは、犬と同じなのか?


第1日目
河童橋(6:00)〜徳沢(7:09)〜横尾(8:02)〜本谷橋(9:08)〜涸沢小屋(10:32)〜北穂高岳(13:31)

第2日目
北穂高岳(5:56)〜涸沢岳(6:55)〜奥穂山荘(7:21)〜奥穂高岳(8:17)〜紀美子平(9:37)〜前穂高岳(10:08)〜岳沢ヒュッテ(11:58)〜河童橋(13:38)

2005年8月27〜28日

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。