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蝶ヶ岳2677m
蝶ヶ岳ヒュッテのホームページに雲海と槍がセットになった素晴らしい画像が掲載されていた。あんな景色が見れたらいいなと思いながら天気をチェックすると、中途半端な天気予報でイマイチ気乗りしない。まぁ、ネット仲間が蝶ヶ岳へ行くと言うので、頂上でビールを飲みながらマッタリした週末にしようと計画した。

三股の駐車場を出発して登山指導所にやってきた。 今日の登山者は15人ぐらいかな?GWを過ぎると登山者も少なくってきて、だんだんと緑が眩しい季節になってきた。

GWと比べると力水の水量も少なくなり、登山道周辺に白い花が咲き乱れていた。観察してみると登山道周辺にしか咲いていない。きっと登山者の靴に付着した種が、この周辺で開花したのだろうか?

豆うち平を過ぎると残雪が現れ始めた。GWに取り付けた赤布は、もう手が届かない場所にある。残雪が続きそうだったので、この先の斜面からアイゼンを装着して歩くことにした。

ピッケルを持たずにスリップしたら、せっかく稼いだ標高も一瞬になくなる。落石とスリップに注意しながら大きな雪崩の跡に気付く。木が倒され、取り付けてあった標識もバラバラになっていた。

あっちこっちに目印があって踏跡を外すと膝までズボッと落ちる。以前、踏み跡を外して完全に雪に埋もれた事があったけど、怪我をしないように慎重に見定める。そうこうしているうちに大滝山への分岐へ到着した。

春霞の影響とロシアの火災の影響で、イマイチハッキリしない展望である。蝶ヶ岳ヒュッテで買ってきたポテトチップスをボリボリやりながら、復刻版の三ツ矢サイダーをゴクゴク飲む。

自宅で飾り物になっていたランタンを久々に使ってみた。1年に1回ぐらいは山に持ってきたほうが良さそうだ。


隣で寝ていた住人を無理やり起して夜明けを待つが、ガスが多くて感動する朝にならなかった。テントの撤収作業をしてる横で、あっちに行ったり、こっちに行ったりと、なかなか忙しい。午前中に出発すれば良いので、蝶ヶ岳ヒュッテでコーヒーを飲む約束をしてから、妖精の池へ散歩に出かける。

写真を撮りながら歩いていたので思ったように先へ進まない。雪がカチカチなのでスリップしないよう朝の散歩を楽しむ。


登山者が多くて蝶ヶ岳で見れないと思っていた雷鳥がヒョッコリ歩いていた。声すら聞こえなかったので諦めていたが、砂浴びをしたり、仲良く歩いてる雷鳥を見ることができて、とってもラッキーだった。蝶ヶ岳通信によると雷鳥の秘密の場所があるらしい。


第1日目
三股駐車場(5:34)〜力水(6:45)〜まめうち平(7:57)〜大滝山分岐(11:24)〜蝶ヶ岳山頂(11:49)

第2日目
蝶ヶ岳ヒュッテ(9:15)〜まめうち平(10:22)〜三股駐車場(11:39)

2003年5月24〜25日

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。