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槍ヶ岳3180m
今年の夏は、北鎌尾根から写真を撮りたいと思っていた。デジタルカメラと中判カメラ、それに新しい三脚も揃えて準備万端だったのに梅雨がいつまで続くのか分からない。三連休は大雨だとも聞こえてきた。沢渡の駐車場で北鎌行きを決行するか迷った。雲の中を歩いても仕方がないし、1番問題なのは写真が撮れないことである。せっかく沢渡の駐車場に来たので必要な荷物を持って槍ガ岳へ直行することに決めた。

沢渡の駐車場からタクシーに乗って、しばし情報収集に務める。タクシー運ちゃんの話によると、観光バスでやってくるツアー登山が増えて早朝なのにバスターミナルは大混雑らしい。

明神、徳沢、横尾と、それなりに歩いてきたが、ペースが遅いので槍沢ロッヂまで飛ばすことにする。ちょっと体は大変だけど、ときどき鍛えてやらないとダラダラ歩きになってしまう。

今年は残雪が多くて、昨年と比べると全然違う景色である。
涼しくて快適なんだけど、スッキリしない天気にヤキモキしながら黙々と歩き続ける。

やっとの事で槍岳山荘に到着した。世の中真っ白で大槍すら見えない。テントの受付を済ませ指定された場所に行ってみると、既に他人のテントが張ってあった。事情を聞いてみると天候が悪いので何処でもテントを張っていいとのことである。自分の場所も無いし、それだったら風が弱い場所を知ってるので小屋に事情を説明して札を交換してもらった。


翌日も真っ白な世界だった。槍岳山荘の天気予報を見てると次の日も雨で、どんどん天候が悪くなるような感じである。槍ヶ岳に停滞して翌日に下山する予定だったが明日も雨なので大槍に登ってから下山することにする。今まで大槍で渋滞したことはなかったが三連休なので登山者も多い。新しい梯子も設置されてて、あっとゆう間に山頂へ到着した。


山頂では、たくさんの登山者が梯子の順番待ちをしている。晴れてれば素晴らしい景色が見れたはずなのに、ちょっと残念である。 

雪渓を下っていくとツアー登山者と思われる団体がゾロゾロ登ってきた。アレって迷惑である。それから学生の団体も嫌いである。誰かが代表で挨拶してくれれば良いのに、何十人もゾロゾロやってきて元気に挨拶されても、こっちは疲れるだけだ。コンニチハ、コンニチハ、コンニチハ、コンニチハ・・・はっ!槍沢ロッヂに居た怪しげな外人さんは、まん丸の目でコンニチハと言ってたっけ。あ〜何か発音の練習してるみたいだ。

皆さんに「急行が来ました」なんて言われながらババ平に到着した。なんで急行なんだろう?特急じゃダメなのかな?そんな事を思いながら槍沢ロッヂで生ビールを注文してチャルメラを作り始めた。隣では、手っ取り早くて美味しいと言いながらチキンラーメンを作っている。カッパを着て、外のベンチで傘を差しながら食べたラーメンは美味しかった。

明神で生ビールを飲んでフラフラになりながらバスターミナルに到着した。予定通りの時間に到着したけどバスを待ってる長い行列ができていた。
タクシーの順番待ちで1時間ほど待ったが、案外早く自宅に帰れた。

第1日目
上高地(5:37)〜明神(6:25)〜徳沢(7:24)〜横尾(8:51)〜槍沢ロッヂ(10:33)〜槍岳山荘(15:40)

第2日目
槍岳山荘(6:40)〜山頂(7:00)〜槍ヶ岳山荘(7:40−9:14)〜槍沢ロッヂ(11:46)〜横尾(13:20)〜徳沢(14:42)〜明神(15:52)〜上高地(17:02)

2003年7月19〜20日

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。