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白馬岳2973m 雪倉岳2611m 朝日岳2418m
3日分の食料を背負って雪倉岳と朝日岳に登ってみる。
ちょっと距離はあるけど、2泊3日だったら、ゆとりがある稜線歩きができそうだ。

蓮華温泉にやってくると、昨日よりも車が増えて停めるスペースが見当たらない。 昨日は山に登るつもりで蓮華温泉に訪れていたが、どこにも車を停めるスペースが見当たらなくて、仕方なく富山へお墓参りに行ってしまったのだ。

しばらくグルグルしてると1番ベストな場所に車を停めることができた。蓮華温泉で水を補給してから急いで出発する。
今日は心拍数を120に保ちながら歩いているので、まったく疲れない。いつもなら145ぐらいで歩いているので、途中でヘトヘトになってしまうけど、たまにはゆっくり登るのも良いだろう。



今日は白馬大池山荘のテント場に泊まって、次の日に朝日岳まで縦走するつもりだったが、人の往来が激しくてゆっくり出来そうにない。

ゆっくり歩いてきたので、それほど疲れておらず、まだ時間も早し、雷も発生しそうに無いので、白馬岳のテント場まで足を伸ばすことにした。


 


白馬岳山頂はガスで何も見えず、何度も来ているので、さっさとテント場へ向かう。今日は混んでいるらしく、急いでテントの受付を済ませ、なるべく良い場所にテントを張ろうとするも、空いてる場る場所は小屋から遠く離れてて不便である。

時間が経つにつれて、どんどんテントの数も増えてきて、隣では音楽を鳴らして宴会が始まった。何時に終わるか知らないけど、僕も夜中に大騒音を出すらしい。


3時に起きてゴソゴソやっていたが、山頂で日の出を迎えたいので、暗いうちから歩き出す。

山頂に30分ほど滞在していたが、期待していたほど空が焼けず、まあまあの朝だった。今日は行程が長いので暑くならないうちに三国境を通過して雪倉岳を目指す。


雪倉岳周辺はお花畑が広がっていて素晴らしい。人も少なく、営業してる小屋があれば、もっと安心だけど、途中に避難小屋があるので、何かあった時は逃げ込むことが出来る。

避難小屋の入口には、「緊急時のみ利用可能で、自己都合での宿泊は固くお断りします」と張り紙があった。これは北アルプスらしい。


雪倉岳の山頂から白馬岳方面が良く見える。雄大な景色が広がり、できればここにテントを設営したい気分だが、実現できそうに無いので、次回はテレマークスキーで訪れることにしよう。


燕岩のトラバースが終わり、小桜ヶ原の木道が現れると目の前に朝日岳が見えてきた。この先、水場があるのか分からないので、ここで1Lほど水を補給して出発するが、湿原が水源らしく、あまり美味しい水ではなかった。

朝日岳を登り始めると警察のヘリが朝日岳の山頂付近をグルグルやっている。どっかで遭難騒ぎでもあったのだろうか?しばらくすると清水岳の沢を探し始めたので、行方不明者の捜索かもしれない。


予定よりだいぶ早く朝日岳の山頂に立つことができた。最初の予定では、朝日小屋でブラブラするつもりだったけど、テントの中で昼寝できるほど涼しくない。どうしようか迷ったが、時間的にも余裕で蓮華温泉に下れそうなので、朝日小屋は次回ということで、五輪尾根を下ることに決定。

遥か彼方に見える蓮華温泉は、気が遠くなるほど遠い。登山道は雪渓を横断したり、お花畑がいっぱいあって楽しいけど、樹林帯に入ってからは蒸し暑くてヘロヘロになってきた。

 


花園三角点までやってくると朝日岳が遠くに見えている。結構歩いたもんだと感心するが、まだまだ先は長い。しばらくすると蓮華温泉と目線が同じ高さになってきた。

暑さでヘトヘトになり白高地沢で大休止する。水浴びしながら足の疲れを癒すが、あまりにも水が冷たいので長い時間遊んでいられない。

帰りに蓮華温泉の露天風呂に入ろうと思っていたが、温泉に到着すると日帰り入浴時間を過ぎており、仕方なく姫川温泉まで移動する。駅には大きなザックを背負った人達が何人もいたけど、大糸線は単線なので待ち時間も長そうだ。


第1日目
蓮華温泉(7:08)〜白馬大池(10:00)〜小蓮華岳(11:45)〜白馬岳(13:00)〜村営小屋(13:20)

第2日目
テント場(4:20)〜白馬岳(4:51)〜三国境(5:54)〜雪倉岳避難小屋(7:04)〜雪倉岳(7:45)〜水平道分岐(9:49)〜朝日岳(10:56)〜栂海新道分岐(11:46)〜花園三角点(13:30)〜白高地沢(14:10)〜瀬戸川(15:30)〜蓮華温泉(17:00)

2006年8月14〜15日



「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第244号)」


登山をされる方へ

日帰りで帰ってこれる山登りが中心となっています。
山に登られる方は地元の警察や登山地図を参考に登山計画を立ててください。なお、このサイトはあくまで私が見た現地の様子なので、参考程度に御覧下さい。